有限会社パソコンドクター
RPA(ロボテック・プロセス・オートメーション=RobotecProcessAutomation)とは今まで人が手作業で行っていたパソコン上の単純作業を自動化して生産性を向上させる仕組みのことです。欧米で利用が進み、日本では2018年ごろから急速に大企業で導入が進みましたが、中小企業では、なかなかRPAが普及していません。原因は大きく2つあると考えています。一つ目は導入コストの高さ(RPA使用料だけで月額数万円~数十万円)です。2つ目は、RPAのスクリプト製作はユーザー側で行う必要があり、習得に相当量の学習が必要なこともあり、専門人材がいない中小企業では敷居が高いからだと考えられます。そのような状況の中、今年3月にマイクロソフト社から「Windows10にRPA Power Automateを無償でバンドルする」という大きなニュースが発表されました。これは一つ目のRPAのコストの問題が解決されつつあるという事です。そこで我々は2番目のRPAスクリプトの製作にかかわる問題を解決し、誰もがRPAを使って業務の効率化ができるRPA環境を作ることにしました。RPAという言葉がまだ存在しない10年以上前からリンク技術(リンクテクノロジー)として、RPAの研究と開発をスタートし、中小企業向けRPAの分野で100事例以上の実績を積んできました。中小企業でもDX(デジタル・トランスフォーメーション)への取組が叫ばれる中、その解決策になるのが導入コストの低いパッケージソフトウェアとRPAの組合せです。一人のスタッフが多くの業務を処理する必要のある中小企業にこそ中小企業向けRPA環境が必要になると考えています。
長年、業務効率化に取組んできて、中小企業の実現したいことは以下のことに集約されます。
上記のことをRPA活用で解決するときに、中小企業ではさらに①大きなコストがかけられない②専門人材がいないという二つの問題も同時に解決する必要があります。そこで我々は、以下の工夫で問題解決に取り組みました。
1.ローコード開発2.みんなが熟知しているExcelの活用3.お客様とシステム会社側で作業分担して構築4.足りない部分を補う部品型RPAの開発5.低コストOCRサービスの提供
マイクロソフト社から無償提供されているRPA(Power Automate)+Excel+部品型RPAの組合せで中小企業のRPA環境の問題を解決しました。
1.ローコード開発Power AutomateとExcelには操作を自動でレコーディングできる機能があり、プログラミングを知らないユーザーでも、ただ記録して実行できるローコード・ノーコード開発が実現できます。
2.みんなが熟知しているExcelの活用企業内にはExcelを熟知したユーザーが多数おり、これまでにExcelを使って多くのサブシステムが作られています。このExcelのノウハウをそのまま活用できる仕組みを「部品型RPA」に組み込みました。
3.お客様とシステム会社側で作業分担して構築お客様は自分の業務を熟知されおり、システム会社側は技術面でRPA環境構築を補うことができます。お客様にはローコード開発で、業務の流れをシステム化していただき、我々はシステム運用上のノウハウを部品型RPAとして投入することでお互いのメリットを最大限引き出す仕組みを構築しました。お客様に担っていただいた作業分、コストを下げることが可能になります。
4.足りない部分を補う部品型RPAの開発 Nユーザー側で対応が難しい、深い技術、つなぐ技術、補う技術、設計等の提供を行います。 Power Automateの欠点強化→速度が圧倒的に向上し、勝手なバージョンアップがないため安定性も向上します。 専用の常駐型メニューを用意しました。常に画面上にメニューがあることで操作がスムーズに行えます。 Power Automateに足りないデータ変換・高速化等の機能を弊社がライブラリィで提供することで機能強化しています。
5.その他の機能強化 Nニーズの高いOCR機能とPDF・EXCELの文字化機能をクラウドで低コストサービスとして提供 NRPAが作動中の画面を一部または全て録画できますので、重要な処理の再確認ができます。